OB 伊藤 拓巳 選手 J3リーグ カターレ富山 加入内定のお知らせ

OB 伊藤 拓巳 選手 J3リーグ カターレ富山 加入内定のお知らせ
東海学園大学サッカー部 4回生の伊藤 拓巳選手が、2023年シーズンよりプロサッカーJ3リーグ カターレ富山 に加入することが発表されました。
拓巳は、自分の特徴を伸ばし続けられる環境下に小学生~大学生までの16年間、在籍していた選手です。
早熟、晩熟だけに惑わされず、寛大な方々の基で育ったことが彼の成長には最良でした。

ジュニア年代から試合に勝つことや強いと言われるチームに在籍すること、大人のミニチア版のようなサッカーを志向することが幸せというわけでもないと思っています。

低年齢層から試合に勝つことで生まれる優越感による子どもの勘違いと親の期待。

自分の身体とボールを自分の想ったように操れない年代の子どもに、受け方や立ち位置、仲間との連動性等を低年齢層から教え過ぎてしまうと、年代、レベルが上がったときに相手も受け方、立ち位置、仲間との連動性等の手の内を理解した選手と対峙するわけで、そうなったときに時間とスペースがなくなり、そういう相手に追い込まれたときにボールを手放すしかなくなり、無理やりシュートを打つか、クロスをあげるか、勢い任せで五分五分の勝負を挑まなくてはならなくなる。

我々のクラブは、試合の勝ちに遠回りになることも承知で、ジュニア、ジュニアユースこそ、まずは自分で行く(ボールを運ぶ)、自分から主役になりにいく、対人でのスキル発揮能力の巧さや閃き力を伸ばしてやりながら、プレーに柔軟性を持たせ選択肢の沢山ある中でプレーのジャッチを選手自身で出来るようになるための成功体験、失敗体験を沢山積ませてやるべき年代だと捉え、自分の身体とボールを自由自在に操るためのベース作りにじっくりと時間をかけていきながらも三歩進んで二歩下がる位の余裕を大人が持つということが大切だと考えています。

本物のうまさ、巧みさは、根気強く日常を積み重ねること。
そして、子どもはいつ火がつくか分からないので気長に待つことも大切だということ。

子どもの長い人生の中で、小学生、中学生までは生まれ持った能力差が非常に大きいと感じます。

親の思うようにいかなくなってからの年代にその子自身の本当の実力が問われるのではないか。

じっくりと経験を積んでおくべき年代に、コーチやチームの言いなりで満足していては駄目だということ。

舞台が大きくなればなるほど、ベンチからの指示はスタンドからの声援等で聞こえなくなる。

選手自身が指示を待っていたり、コーチ、監督は指示をして選手たちを掌握しすぎているようではジュニア・ジュニアユース年代では通用しても、年代、レベルが上がれば上がる程、厳しくなる。

我々、クオーレ千葉は選手個々に武器を持たせるためにチャレンジしやすい雰囲気作りを心掛け、誰が仲間でも誰が相手でも対応できる力、伸びしろというお土産を持たせて次なる年代に送り出してやらなきゃいけない。

上のカテゴリーに行けば行くほどスペシャリストが求められるので、今一度、拓巳の武器とは何か、自分に問いかけながら1日でも長くプロの世界で頑張って欲しい。
個人で相手を抜ける選手は、間違いなく、どのクラブからも喉から手が出るほど欲しがられるはずです。
クオーレ千葉、VIVAIO船橋、中央学院高校、東海学園大学の後輩君たちの良きお手本、道標となるように!そして拓巳自身のキャリアが充実したものになるように応援しています!
VIVAIO船橋、中央学院高校、東海学園大学の関係者の皆さん、また彼に関わって下さった全ての皆様に心から感謝しています。
カターレ富山のファン、サポーター、スポンサーの皆様、伊藤拓巳選手の応援、宜しくお願い致します。