相手と駆け引きしながら、抜く、交わす、キープする。
自分よりスピードがあるのかないのか、相手のフィジカル能力やタイプは?
相手の能力を早く感じとって、それを駆け引きに生かしていけるか。
最初に仕掛けたときに、そのまま抜けるなら抜けばいいし、こちらが抜きにかかるからこそ相手もそれを止めようとしてくる。
そこで帳尻を合わせてきたときに、じゃ、次にどうするか。
突破のドリブルからキープに切り替えたり、その逆を考えたり、こういう駆け引きをジュニア年代から沢山チャレンジし自分なりの抜けだすカラクリを身に付けていって欲しいと考えています。
局地戦を数多く挑む戦い方には、試合の中で大きなリスクを負いますが、育成を第一に掲げている以上譲れない大切な部分です。
試合の中で1つ勝てない原因になることがありますが、実践の試合の場でこそ、選手個々がもっている技術、アイディアを駆使して、ゴールを目指しゴールを奪うことによって大きな自信を得ることが出来ます。
高校やユースに進めば、オープンに展開するようなサッカーを自然としていくようになり、否が応でもパス比重が多くなることを考えると敢えて選手個々が好きなだけボールを持てる環境の推奨と提供こそが今の日本の小・中学生年代に必要なことなのではないでしょうか。
小中学生年代にパスを出せる選手、チームはいつでもパスを出せると思います。
しかし、パスを出せる状況で敢えてドリブルで仕掛けることによって、後々色々な選択肢や余裕が生まれ、それにより相手守備陣をじわじわと困らせることができます。
ドリブルで仕掛けることができず、選択肢としてパスしか無い、というチーム、選手は、相手の守備側はパスだけを意識すれば良いので、守りやすいでしょう。
18歳~22歳前後の年齢で活躍できる選手・大人になってもサッカーやフットサルを楽しめる選手になってもらいたいという観点からも、ドリブル、ワンツー、コンビ、リフティング(浮き球)で破る技術の追求にこだわりを持って指導しています。